【元店員が解説】素人洗車は、なぜキズが付く?プロの手洗い洗車は素人となにが違う?

CAR

こんにちは、マサヤです。

若い頃、クルマが好きでガソリンスタンドで勤めてました。

仕事の内容は給油と洗車が大半で、いつも年末ごろは1日中ずっと洗車ばかりでした。

当時は、コーティング『キーパー』が世に出回り初めた頃でした。メーカーの手洗い・車内清掃・コーティングなどの施工認定試験を受けて、クルマ好きなのに自分の愛車は洗うの面倒になるくらいに、毎日多くのクルマを洗ったり磨いたりしてました。

新車の時は別として、お客のクルマの大半はボンネットに洗いキズが付いてたものです

お店で洗ってるとキズなど付くなんて考えられないのに。

手洗いは、ただ洗えばいいってことじゃないんです、いろんな汚れを順番に洗うのです

今回は、手洗い洗車の方法を解説しつつ、なぜ「素人が洗うとキズが付くのか」を深堀りします。

スポンサーリンク

手洗い洗車でキズが付くパターン4

  • ホコリ・泥などが残った状態で洗う。
  • 洗う順番箇所がバラバラ。
  • 洗う時の水分不足。
  • タオルを使い分けないで拭く。

ホコリ・泥などが残った状態で洗う 

洗いキズの原因のひとつはムートン・スポンジなどで汚れを引っ張ってキズになる引っ掻きキズがオチです。乾いたボディには空気中のホコリがいっぱい付着しています、洗う前に水で流すことができる汚れは流してから洗いましょう

プロ洗車の最初にすること。

 高圧水でホコリ・泥など水で流せるものを飛ばす。

 手順方法は、上から下に流すように意識して屋根から水をかける。タイヤハウスの泥なども水で落とす。

ポイント

最後まで「上から下に流す」を意識して水かける。

洗う順番箇所がバラバラ。洗う時の水分不足。  

洗車で傷が付く原因No. 1は水分不足です。洗っている最中に洗剤が乾いたところを洗ってしまってキズになるのがほとんどです。洗車する時は、日陰もしくは天気が曇りの時にするのが良い。どうしても日陰を確保できない場合は、プロ洗車を参考に1パネルごとに洗えば大丈夫。

プロ洗車の洗い方法。

 泡(洗剤)は上面(ボンネット・屋根)は少なめ、側面(ドア・バンパー)は多めにかける。ムートンを使用して側面からパネル毎の洗いを意識してする。

側面は素早く洗う、洗い残しを防ぐために自分の手を見ながら動かす。同じ箇所を何度も洗わない。

   

ポイントは3つ
  • 洗う順番は側面⇨上面。
  • 洗剤は乾く前に水で流す。
  • ドアなどの隙間は念入りに水で流す。

タオルを使い分けないで拭く。

 タオルの役割は3つ。ひとつ目は水滴をとる、ふたつ目は洗っていないステップを拭く、三つめは目で見えない汚れをカキとる。仕上げは2種類のタオルを使って効率的に拭きましょう。

プロ洗車の水拭き取り方法。

 洗った後の最初の処理は、水滴8割を大判の乾いたタオルで両端をもって一定方向に動かして水滴をとる。

 乾いた綿タオルで洗う逆の順番(天井から)で水滴を拭き取る。

 汚れても可の乾いたタオルでボンネット・ドアステップ・給油口の内側の水滴を拭く。

 最後に固く絞ったマイクロファイバータオルでボディ全体をていねいに拭く。

必要なタオルは4種類
  • 大判タオル or セーヌタオル
  • 200匁程度のタオル
  • マイクロファイバータオル

   

まとめ

まとめ
  • 最初に水で砂ホコリなどを徹底的に流し落とす。
  • ボディが乾いた状態での洗いは禁物。常にウエット感を保ちながら洗う。
  • 拭き取りはタオルを使い分ける。

ちなみに洗車時間も大事です。目標時間を設定しないと同じ場所を何度も洗って最悪キズにつながります。目安時間を参考に効率よく洗いましょう。

目安はコンパクトカーサイズで設備が整ったプロで30〜45分、自宅での設備がない場合は60〜90分が目安です。

洗車目安時間
車 種設備ありプロ自宅
N-BOX・ヴィッツ40min60min
ヴォクシー・セレナ50min80min

自分で洗車する時に参考にして頂ければと思います。

ではまた!